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フィンランド&エストニア子連れ旅行/第5日 森と湖のヌークシオ国立公園ハイキング

長男(大1)&長女(高2)&次女(中2)
序盤は家族3つに分かれて別行動、中盤に合流し、船で国境を越えていく北欧旅

8月16日
電車とバスを乗り継いで、歩きながらベリー食べ放題


この日はヘルシンキ郊外のヌークシオ国立公園へ。森と湖の国フィンランドを体験する日帰りのハイキングだ。

まずはヘルシンキ中央駅から郊外電車に乗ってエスポーへ。乗車時間およそ30分、エスポーはヘルシンキ都市圏のいわゆるベッドタウンの町である。

ヘルシンキの郊外電車
【ヘルシンキの郊外電車】

駅のホームを降りると、そのまま向かい側がバス停だった。改札もないので直結である。

土曜日ということもあり、アウトドアな服装の乗客が多い。みなヌークシオへ行くのだろう。さながら週末の高尾や奥多摩という感じ。定刻より少し遅れて245番のバスがやって来る。

エスポー駅前のバス停
【エスポー駅前のバス停】

エスポーからしばらくは住宅街、郊外型のイケアの店舗を過ぎて、やがて山あいの道になっていく。乗客の大半はネイチャーセンターのあるハルティア(Haltia)というバス停で降りた。広い駐車場もあり、ここから歩き始めるハイカーが多いようだ。

もう少しバスに揺られてハウッカランメンティエ(Haukkalammentie)下車。周りには何もない。ただ小さな分岐があり、ハウッカランピ(Haukkalampi)方面への道が伸びている。

ハウッカランメンティエのバス停
【ハウッカランメンティエのバス停】

バス通りから離れ、林間の道を歩いていくこと30分。やがて小さな駐車場があり、その先にカフェと売店とトイレがある。サウナもあり、カヌーのレンタルもできるようだ。

ハウッカランピのカフェ
【ハウッカランピのカフェ】

ヌークシオ国立公園内にハイキングコースはいくつもあるが、分かりやすいのはハウッカランピを起点に整備されている3つのルートで、赤・青・黄に色分けされている。

赤は初心者向け2.4キロの短いコース。青が中くらいの3.9キロ。黄色は所要4時間、7.2キロのロングコース。せっかくなので一番距離があり、見応えもありそうな黄色のコルッピ・トレイルを歩くことに。大小4つの湖を巡る周回コースだ。

ヌークシオの地図
【ヌークシオの地図】

ハウッカランピからまもなく案外と急な上り坂を越えると、やがて湖が見えて分岐がある。道案内の標識があり、赤・青・黄の色分けもされているので分かりやすい。周回コースを反時計回りに進むことにする。

ヌークシオ国立公園
【ヌークシオ国立公園】

道は整備されていて歩きやすく、山登りではないので当たり前なのだが、アップダウンもそれほどない。ときり林間に湖が見え、水辺まで行けるところもある。

フィンランドの国立公園では、自生しているキノコやベリーを自由に摘んで食べてよいことになっている。さすがにキノコを採る勇気は無いが、ベリーはそこら中にあって、まさに食べ放題。赤いベリーはいくぶん渋みがあって、青いベリーのほうが甘くて美味しかった。次女は舌が紫色になるまで食べていた。

赤と青のベリー摘み放題
【赤と青のベリー摘み放題】

コースの途中、ところどころに小屋があり、テーブルや焚火ができる設備がある。あらかじめ買っていたパンやジュース、女子チームがファッツェル工場見学のお土産でもらっていたお菓子で休憩。

地元のグループなのか、あるいはハイキングのツアーなのか、薪割りをして盛り上がっている集団がいた。湖のほとりでキャンプをするのも、フィンランドの短い夏の大きな楽しみ方なのだろう。

ヌークシオ国立公園
【ヌークシオ国立公園】

コースの中盤、地図でいうと南東のエリアは湖から少し距離が離れた台地状の道。ところどころ木々が少なく岩盤が露出して、見晴らしがいい箇所もあった。かと思うとにわか雨に降られたり、すれ違ったハイカーいわく毒蛇(!)に出くわしたり。

ヌークシオ国立公園
【ヌークシオ国立公園】

やがてぐるりと回って、最初の分岐地点へ。そのまま来たのと同じ道を戻っても良かったのだが、地図を見ると初心者向けの赤色のコースとつながって、バス停方面へ抜けることができる。

またまた湖沿いの道。にわか雨がやんだと思ったら、晴れ間がのぞき、その後また少雨。水辺で石を投げる石の水切り遊びをしたり、泳いでいる水鴨に出会ったり、何十個目かのベリーを食したり。

ヌークシオ国立公園
【ヌークシオ国立公園】

バス停到着が10時、ハイキングコースを巡って、再びハウッカランメンティエのバス停に戻ってきたのが15時。バスと電車を乗り継いで、ヘルシンキ中央駅に無事帰着。

夕食まではまだ時間があるので繁華街を散策。ロンドンやパリなど他のヨーロッパの巨大都市に比べると、物乞いなどは少なく治安は良好な印象。ウォルト(ウーバーイーツの競合でフィンランド発祥)の配達員は黒人ばかりだったので、移民のネットワークで仕事を回しているのだろう。

ヘルシンキ中心部
【ヘルシンキ中心部】

ストックマン百貨店やマリメッコのショップを訪れ、妻はフィスカル(フィンランドの刃物メーカー)のハサミを、長女は本社店舗を訪れたときには迷っていたウニッコ柄の布地を購入。

夕食はラップランド料理のレストラン。ガイドブックに載っているお店だけど、当日だと予約でいっぱいのケースが多いと分かったので、昨日のうちに予約済みである。

ラップランド料理のレストラン
【ラップランド料理のレストラン】

観光客向けなのだろう、トナカイ肉やサーモンなどたくさんの料理を1プレートのメニュー。ぱっと見、和食の盛り合わせのようにも見える。お値段はそれなり、注文してから出てくるまでの時間も長めだったけど、雰囲気もあって美味しかった。お酒は飲み過ぎずほどほどに。

ラップランド料理のレストラン
【ラップランド料理のレストラン】

明日は国際フェリーに乗って、隣国エストニアへ。

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