フィンランド&エストニア子連れ旅行/第4日 ヘルシンキのデザイン教会と世界遺産の島
序盤は家族3つに分かれて別行動、中盤に合流し、船で国境を越えていく北欧旅
家族全員集合、ランチはマリメッコの社員食堂で
サンタクロース・エキスプレスでヘルシンキの中央駅に到着、ホテルへ。
時間差で長男はヘルシンキの空港に到着、ホテルへ。
【ヘルシンキ中央駅】
全員集合して、午前中の観光はヘルシンキのデザイン教会巡り。
教会建築というと歴史があり伝統があるイメージがあるが、デザイン大国フィンランドにおいてはひと味違う。まずはカンピ礼拝堂。交通ターミナルであるカンピ駅前にあり、オレンジ色の派手な外観はまるで何かのモニュメントのようだ。
【カンピ礼拝堂】
続いてテンペリアウキオ教会。こちらは岩山をくりぬいて造られており、地下基地のようにも宇宙船のようにも見える。裏手から岩山に登ることもできるが、周囲はビルが立ち並んでいて、なんとも奇妙な景観である。
日本では東京の築地本願寺あたりがユニークな外観のお寺と言われているけれど、独創性ではレベルが違う。怒られたり(?)したことはなかったのだろうかと、余計な心配をした。
【テンペリアウキオ教会】
ハカニエミ・マーケットに立ち寄った後、フィンランド3大ブランドの1つマリメッコの本社へ。地下鉄駅から歩いて15分ほどのところにあるのだが、これが有名ブランドの本社ビル?と思ってしまうような、飾り気のないシンプルな建物だった。
【マリメッコ本社】
まずは本社に併設されている店舗。衣服、鞄、アクセサリー、食器、小物、布地、などなど、マリメッコ製品がずらりと並んで販売されているのだが、驚いたことに客の7割が日本人…。
円安もあり、コロナ以降の海外旅行の回復停滞が言われている中で、ヨーロッパでここまで日本人旅行者が集まってくる場所はないのではと思えるほど。会計の列にざっと100人くらい並んでいた。
【マリメッコ本社】
マリメッコのショップはヘルシンキ中心部にもあるけれど、本社ならではの設備は社員食堂で、一般客も利用できる。ここも当然日本人だらけ。
ちなみに女子チームいわく、アラビアやイッタラはここまでの混雑はなかったそうなので、マリメッコに人気が一極集中しているのだろう。本来のテーブル数では足りなくなり、ロビー前のスペースにも席が増設されていた。
【マリメッコ本社食堂】
お値段15.20ユーロのランチビュッフェ。物価の高いフィンランドにあって、昼食はビュッフェスタイルのところが多いのが、食べ盛り連れには嬉しいところ。もちろん食器はマリメッコ。
【マリメッコ本社食堂】
午後はスオメンリンナ島へ行く予定だが、その前に港近くのウスペンスキー寺院へ。カンピ礼拝堂やテンペリアウキオ教会のような「ぶっとんだ」教会もいいが、伝統スタイルは落ち着く。19世紀当時のロシアによって建設されたロシア正教の教会。高台にあり市街を一望できた。
【ウスペンスキー寺院】
スオメンリンナ島は6つの島が橋でつながった要塞の島。スウェーデンの統治時代に建設され、ロシアに支配されたこともある世界遺産、本土から公共フェリーで15分と気軽に訪れることができる。
【スオメンリンナ島】
島は意外と広くて教会、博物館、史跡などの見どころが点在しているが、おすすめの観光コースが「青ルート」として標識にも示されているので分かりやすい。南端のキングスゲートまで、およそ30分の道のり。
【スオメンリンナ島】
途中には橋があり、城壁があり、内部が迷路のようになっているところあり。カフェやレストランなどの休憩施設も点在している。歩いている人は少しずつ減っていたので、途中までしか行かない人も多いのかもしれないけれど、せっかく訪れたなら南側まで。
【スオメンリンナ島】
景色がぐっと広がって、星型に組まれた城壁、海に向かって並んでいる砲台、そしてどこまでも広がる水平線を一望。スオメンリンナ島が要塞島であることを実感できる。なんとなくジブリ映画に出てきそうな雰囲気。
観光客の歩くルートは眺めのいい尾根沿いにあるが、地元の人は海辺まで降りて小さな浜で海水浴をしたり、ピクニックを楽しんでいたりした。短い夏のひとときをスオメンリンナ島で過ごすのが、ヘルシンキっ子の定番なのだろう。
【スオメンリンナ島】
夜、ヘルシンキ市内へ戻って夕食後、ホテルのサウナへ行ってみる。日本のホテルにたいてい大浴場があるように、フィンランドのホテルには宿泊者用のサウナ設備がある。利用はしなかったがロバニエミのホテルにもサウナがあった。
【ホテルのサウナ】
スオメンリンナ島へ行くフェリーからは海に面して公共サウナ&プールの施設が見えたし、それだけフィンランドの人にとってサウナは身近で当たり前なのだろう。
【ホテルのサウナ】
明日はヘルシンキの街を離れて、森と湖を巡りに。
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