★ふねしゅーの【旅】を極めるサイト★

タイトルロゴ



フィンランド&エストニア子連れ旅行/第3日 寝台列車サンタクロース・エキスプレス

長男(大1)&長女(高2)&次女(中2)
序盤は家族3つに分かれて別行動、中盤に合流し、船で国境を越えていく北欧旅

8月14日
ラップランドの町歩き、教会や博物館を巡って


海外の1人旅はあまりに久しぶりで、時間を持て余す感覚が懐かしい。この日は夕方発の寝台列車に乗るまで決まった予定はなく、のんびりとロバニエミの町を歩く。

ロバニエミ中心部
【ロバニエミ中心部】

人口はおよそ6万4000人。観光客の多い街なのでホテルやレストランはそれなりに多いけれど、繁華街は歩いて5分の範囲で終了である。

ロバニエミ中心部
【ロバニエミ中心部】

周辺は住宅街。スーパーがあり、アパートが立ち並んでいる。

北国らしさを感じるのは、バルコニーが完全にガラスで覆われて、外気をシャットダウンした温室のような造りになっていること。北海道も二重窓など寒冷地仕様の住宅設備になっているけど、冬の間に太陽がほとんど見られない地域はレベルが違うと感じた。

ロバニエミのアパートメント
【ロバニエミのアパートメント】

見どころの1つ、ロバニエミ教会。実はロバニエミは第二次世界大戦で当時のナチスドイツの攻撃を受け、町の大半が破壊されている。教会も破壊され、今建っているものは戦後の再建。教会の裏の墓地には大戦の戦死者が埋葬されており、近代史の舞台でもあるのだ。

ロバニエミ教会
【ロバニエミ教会】

北極圏の厳しい自然や、そこに暮らす人々の文化について展示する博物館のアルクティクム。中は思ったよりも広く、見応えがあった。

隣接して森林庁が運営するサイエンスセンター・ピルケ。木材など木と人の関わりがテーマの博物館だけど、ゲームなどの体験コーナーが多くてやや子供向けの印象。在住なのか本国からなのか、中国系の修学旅行とおぼしき生徒のグループが見学していた。

博物館アルクティクム
【博物館アルクティクム】

おまけ。中心部から少し南のところで見つけたアングリーバード・パーク。飛行機の機内ゲームでお馴染み、映画化されたこともあるキャラクターらしいのだが、なぜこんなところに? その疑問が氷解するのは旅の後半に差しかかる頃となる…。

アングリーバード公園
【アングリーバード公園】

そして夕方、ロバニエミ駅へ。鉄道駅は町はずれにあるが、中心部から歩いても15分くらい。日本とは違い改札は無く、すでにホームに停まっている電車の車両番号を確認し、扉の開くボタンを押して勝手に乗り込めばよい。

ロバニエミ駅
【ロバニエミ駅】

ヘルシンキ行きの寝台列車サンタクロース・エキスプレス。ただしサンタらしさは、車体に描かれたマークだけで、あとは緑を基調としたシンプルなデザインの長距離列車である。

2名個室の寝台はこんな感じ。

サンタクロース・エキスプレス車内
【サンタクロース・エキスプレス車内】

2階建て車両の上階はシャワー付きの個室、下の階はシャワー共同の個室。そのほかに犬OKの寝台個室もあるのがフィンランドらしさ。

サンタクロース・エキスプレス車内
【サンタクロース・エキスプレス車内】

そのほか自転車を積み込める車両もあれば、座席車両もある。ロバニエミからヘルシンキまでの12時間を座席はきついけど、実は途中こまめに停車駅が多い。一部の区間だけを利用する地元の人にとっては、もちろん座席で充分なのだろう。

サンタクロース・エキスプレス車内
【サンタクロース・エキスプレス車内】

食堂車もある。メニューはパスタのほかミートボール、サラダ、パンやコーヒーなど軽食やドリンク類も充実しているようだった。食事は12~15ユーロくらいで、そこまで高い値段ではなく、車窓を流れる景色(ひたすら森林が続く)を眺めながらの時間は贅沢なひと時である。

サンタクロース・エキスプレス車内
【サンタクロース・エキスプレス車内】

日本では絶滅危惧種の寝台列車。ロバニエミ~ヘルシンキは飛行機に乗ればあっという間だけど、のんびり走って寝ている間に到着するのもありがたい。 途中駅でこまめに乗降する需要も考えたら、まだまだ人口の多い日本、可能性はあると思うのだけれど…。

8月14日
一方の女子チームは…第2の都市タンペレを目指す


一方の女子チーム、この日の目的地はヘルシンキを離れて、第2の都市タンペレ。特急列車インターシティに乗って2時間弱で到着。

そんなタンペレの見どころといえばムーミン美術館。トーベ・ヤンソンの直筆原稿をはじめ、ムーミンの世界観を再現した展示が盛りだくさん。

ムーミン美術館
【ムーミン美術館】

さらにちょっと距離はあるけどピューニッキ展望台へ。ナシ湖とピュハ湖、2つの湖に挟まれたタンペレの街並みを一望できる。併設されたカフェのドーナツは、フィンランドで一番美味しいのだとか。

ピューニッキ展望台
【ピューニッキ展望台】

午後はまっすぐヘルシンキに戻らず、ローカル線に乗ってイッタラ村へ寄り道。フィンランド3大ブランドの1つ、ガラス製品で知られるイッタラ発祥の地であり、今も稼働するガラス工房を見学することができるのだ。

イッタラの工房&ショップ
【イッタラの工房&ショップ】

建築家アアルトがデザインした作品をはじめイッタラの歴史を伝える展示を見て、併設のカフェでシナモンロールとお茶。

首都ヘルシンキを離れての小旅行は、地方都市や田舎の景色とあわせて、思い出に乗る1日となったようだ。

イッタラの工房&ショップ
【イッタラの工房&ショップ】

2日遅れで来る長男からは成田出発の一報。明日は家族集合の予定である。

▼英語ホームステイ/語学留学プラン 詳しくはこちら▼

▼本を出しました/子連れ旅行の魅力とノウハウが詰まった1冊です▼
本バナー


2日目 北極圏の町ロバニエミとサンタ村 <<

>> 4日目 ヘルシンキのデザイン教会と世界遺産の島



たびえもん

旅のチカラでみんなの夢をかなえる会社です

TEL:03-6914-8575
10時~17時半(日祝休)
https://tabiiku.org/

たびえもんロゴ

お問い合わせや旅行のご相談は、(株)たびえもんのサイトにて受付いたします。

素顔ジャパンプロジェクト

いつまでマスク? なぜ顔を隠し続けるの? みんなの笑顔が見える社会を取り戻そう

海外旅行で子供は育つ!

↓本を出しました↓

★全国の書店で、発売中★


▷ 旅行の無料見積相談はこちら(たびえもんのサイトへ移動)