フィンランド&エストニア子連れ旅行/第8日 ロシア文化が残るカドリオルク宮殿
序盤は家族3つに分かれて別行動、中盤に合流し、船で国境を越えていく北欧旅
新市街のショッピングセンターと駅前の市場でお土産探し
旧市街からトラムに乗って終点で下車、広々としたカドリオルク公園へ。その一角に建つオレンジ色を基調としたバロック様式のカラフルな建物、カドリオルク宮殿。
【カドリオルク宮殿】
かつてドイツ、デンマーク、スウェーデンなどの支配を受けていたエストニアは、18世紀に入りロシア帝国に編入される。カドリオルク宮殿はピョートル大帝が妃のために建てた離宮。今は国立美術館の別館となっていて内部を見学できる。
【カドリオルク宮殿】
当時の絵画や彫刻、家具、食器などが展示されている。各部屋に置かれたタイル製の暖炉、青色の装飾が鮮やかであるのとあわせて、厳しい冬の寒さを感じさせる。
【カドリオルク宮殿】
立ち寄りはしなかったが園内にはほかにもクム美術館や日本庭園もある。小さな遊園地もあって地元の人の憩いの場という感じ。自動の草刈りロボットが黙々と働いていた。
【カドリオルク公園】
旅行の最終日は半日お土産探しに充てるのが我が家の習わしになっている。まずは新市街のショッピングセンターへ。近年の建設なのだろうか、あちこちに近代的な高層ビルを見ることができる。
【タリン新市街】
家族でそれぞれ買いたいものや見たいものが違うこと、また子供たちの年齢も全員中学生以上に上がったことから別行動をとる。各自がスマホ持ちで、LINEで連絡を取り合えることも大きい。
【タリン新市街】
新市街から旧市街に隣接した鉄道駅へ。いちおう首都のターミナル駅であるが、地方都市への列車がときおり発着する程度でさほどの活気はない。国際長距離列車は無いのかな?
【タリン駅】
駅前の市場バルティ・ヤーマへ。入口付近には野菜や果物、肉類など生鮮食品を並べた店舗、奥へ行くと意外と広く、スーパーや飲食店も並んでいて賑やか。新市街のショッピングセンターよりも雑多な感じとローカル感があって楽しいかも。
【駅前市場バルティ・ヤーマ】
エスカレーターで2階へ行くと、衣類や雑貨、そしてアンティークのお店がずらり。古めかしすぎるものもあるが、土産探しには良いところ。カードで支払おうとしたら年配の店主から現金はないのかと尋ねられた。
IT先進国と言われ、変化を遂げているエストニアにあって、20世紀らしさが残る市場。ソ連時代を知る中高年層と、EU加盟後の時代に育った若年層で、世代間ギャップも大きいのかもしれない。
【駅前市場バルティ・ヤーマ】
市場のアメリカンなハンバーガーレストランで昼食、旧市街を歩いてホテルに預けていた荷物を取り、バスに揺られて空港へ。
タリンの空港は、これまた国際空港とは思えない小ぢんまりした地方空港の雰囲気。ヘルシンキ行きはプロペラ機だった。
【タリン空港】
ヘルシンキでの乗り継ぎ時間は、空港規定ギリギリの40分! 少し前にもフライトがあって、乗り遅れのリスクを考えれば当然そっちを選ぶのだが、ギリギリで本当に間に合うのか身をもって検証してみた。
結論。間に合うけど焦るし走る。さすがにおすすめはできない。
【ヘルシンキ空港】
来たときと同じく、シベリア迂回の北極航路で帰国の途。
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