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ブリュッセルから郊外電車で1時間、日帰りで水の都ブルージュへ行こう

ベルギーを代表する見どころと言えば、何と言ってもブルージュが挙げられます。

町じゅうに水路が張り巡らされ、中世の家並みが残る可愛らしい町。その美しさは「北のベネチア」「天井のない美術館」などと呼ばれ、多くの観光客を集めています。

首都のブリュッセルから電車で1時間、気軽に日帰りで訪れることもできます。本記事では、具体的なアクセス方法や、主要な見どころについてご案内します。

マルクト広場

目次
1.ブルージュ? ブルッヘ? 本当の呼び名はどっち?
2.ブリュッセルからゲント方面の列車に乗ろう。終着駅に注意
3.駅から歩いて10分ほど、世界遺産のべギン会修道院へ
4.カラフルな建物に彩られた、旧市街の中心マルクト広場
5.水の都を満喫、運河めぐりのクルーズもおすすめ



1.ブルージュ? ブルッヘ? 本当の呼び名はどっち?

ベルギーは北部がオランダ語圏、南部がフランス語圏、さらにドイツ語も公用語で、英語も通じやすい多言語の国。気をつけたいのはブルージュ(Bruges)というのは英語式の呼び方であり、オランダ語だとブルッヘ(Brugge)になることです。

日本では英語式にブルージュと呼ばれるのが一般的なため、本記事でもブルージュと書いていますが、ベルギー北部に位置するブルージュは実のところオランダ語圏、現地での表記は Brugge(ブルッヘ)と書かれることも多いので、ご注意ください。

駅の案内表示も、こんな感じです。

ブルージュ駅

2.ブリュッセルからゲント方面の列車に乗ろう。終着駅に注意

ブリュッセルからブルージュに向かうにあたって、ブリュッセル側の駅は、北駅でも、中央駅でも、南駅でもかまいません。北駅⇒中央駅⇒南駅の順に停車し、直通でブルージュ方面に行くことができます。

注意点は終点が必ずしもブルージュではないことです。ブリュッセルの駅でブルージュ(ブルッヘ)行きを探しても、見つからなかったりします。

鉄道路線はブルージュの先で分岐し、終点の駅としては、クノック(Knokke)、ブランケンベルヘ(Blankenberge)、オーステンデ(Ostende)などがあります。たとえるなら東京から横浜へ行こうとしたときに、大船行きもあれば、久里浜行きもあるし、小田原行きもある、という感じでしょうか。どれに乗ってもブルージュには停まります。

ブリュッセル中央駅

ブリュッセル南駅を出発すると、30分ほどでゲント(Gent / Gant)に到着します。ここも中世の街並みが残る世界遺産の町。時間に余裕があれば途中下車をして、あわせてゲント観光もおすすめです。ゲントからブルージュまではさらに30分、途中もう1駅アールター(Aalter)にも停車する列車が多いようです。

ブリュッセルからはトータル1時間の列車旅、ブルージュ駅は意外と近代的で、駅舎も立派です。

3.駅から歩いて10分ほど、世界遺産のべギン会修道院へ

現在のブルージュは人口10万人余りの小さな町。駅前にはバスターミナルがありますが、中心部のマルクト広場まで見どころに立ち寄りつつ、歩いても充分に観光することができます。

愛の湖公園を抜けていくと、水鳥たちが泳いでいる水路があり、そして閑静な中庭を囲んでべギン会修道院の建物があります。修道院と呼ばれていますが、厳密な意味での宗教組織ではなく、中世の時代、女性たちが集まって互助的に生活するための場所であったそうです。

ベルギーのフランドル地方には計13の修道院が点在し、まとめて世界遺産に登録されています。ブルージュにあるのもその1つ、今でも活動を続けており、修道女たちの生活を垣間見ることができます。建物の一部が公開され、見学することができますので、立ち寄ってみるとよいでしょう。

ベギン会修道院の界隈

4.カラフルな建物に彩られた、旧市街の中心マルクト広場

聖ヨハネ病院や聖母教会を経て、運河沿いの道を歩いていくと、観光客が増え、お土産店や飲食店が並び、一段と賑やかなエリアに入ってきます。高さ83メートルの鐘楼と、カラフルな切妻屋根のギルドハウスが立ち並ぶ、町の中心マルクト広場に至ります。

きらびやかなブリュッセルのグランプラスに比べると、おとぎ話の舞台のような可愛い雰囲気の広場です。カフェで一服したり、冬場であれば名物のグリューワインを試してみるのもいいでしょう。

ブルージュはかつて町じゅうに張り巡らされた水路により、北海と内陸地とを結ぶ玄関口になり、金融や貿易の一大拠点として栄えました。15世以降、船の大型化が進むにつれて運河が使えなくなり、ブルージュは衰退していくのですが、そのことが返って古い街並みを現代に残す要因となったのです。

マルクト広場から歩いてすぐのブルグ広場には、ブルゴーニュ公国時代に中央政庁として建てられた豪華絢爛な市庁舎が。周辺にも歴史ある建物や美術館が多く、往時の繁栄をしのばせます。さすが「北のベネチア」「天井のない美術館」と言われるところです。

マルクト広場

5.水の都を満喫、運河めぐりのクルーズもおすすめ

徒歩でも歩いて回れるブルージュですが、観光客に人気があるのはボートによる運河クルーズ。

乗り場は全部で5か所、どこで乗っても同じ料金で、一周30分ほどのコースです。ブルージュ最古のメー橋、運河越しの聖母教会、古いギルドハウスの家並みなどが見どころです。

運転手兼ガイドの説明は英語ないしオランダ語ですが、言葉が分からなくても充分に楽しめると思います。季節や天候によって運航状況が変わる場合がありますので、現地で確認してみてください。

運河クルーズ

帰りはやはりブルージュ駅から、ブリュッセルまで列車で1時間。かなり遅い時間まで運行していますが、夜暗くなってからの行動は、くれぐれも気をつけましょう。

もちろん日程に余裕があれば、日帰りなんてもったいない。ホテルも多くありますので、のんびり中世の町で1泊もおすすめです。ぜひブリュッセルだけでなく、ブルージュにも足を延ばしてみてください!





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