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ふねしゅーの日本探訪/其の拾玖 子連れ登山 天覧山・多峯主山



子連れ登山シリーズ第1弾。飯能近郊の低山を縦走した


【子連れ登山データ】
登山日 2010年3月14日(土) 晴れ
子供の年齢 3歳1ヶ月♂(ほとんど自分で歩く)、1歳2ヶ月♀(全行程親の背中)
経路/所要時間 西武池袋線/飯能駅(11時頃出発) → 能仁寺 → 天覧山(12時半頃/昼食) → 多峯主山(15時頃) → 県道70号線(16時頃下山) ~ 飯能駅(バスにて着)
難易度 ★★ (天覧山だけなら★)
ひと言 幼稚園や保育園の遠足でも行ける手軽な山。多峯主山はやや距離があるけど、山頂からの眺めは素晴らしい。3歳児が途中抱っこをせがみ、少し寝てしまう程度。
※難易度は標高や歩行距離、売店の有無などにより、子連れ視点で評価。あくまで主観による目安です。
 ★幼児~ ★★幼児~低学年 ★★★低~中学年 ★★★★中~高学年 ★★★★★高学年以上

天覧山から多峯主山へ 200メートル峰を縦走

 埼玉の飯能という町の近郊にある天覧山という195メートルの山と、多峯主山という271メートルの山。初心者レベルの低山であるが、いちおう縦走である。

 天覧山は飯能市街からも簡単に登れるとあって、家族連れが多かった。うちの長男と同じくらいの、未就学児もけっこういた。アウトドア好きの親が、そろそろ子供に山デビューをさせるかと考えたときに、気楽に行けてちょうどいい山だったのかもしれない。

天覧山・多峯主山
【天覧山山頂からの眺め】

 1歳の長女はまだ歩けない。そのため文字通りのお荷物だ。でも、町なかを背負い続けて歩くのはしんどいけど、ザックだと思って山歩きするぶんには、その重さはそれほど苦にはならない。ある後輩からの今年の年賀状に、まさに子供を背負って登山をしている写真があって、触発されたというか、背負えば充分行けるなと、思ったものである。

 背負われている本人はというと、終始ご機嫌で、妻いわくゴロゴロと猫のようにのどを鳴らして喜んでいた。

 一方3歳の長男。彼は元気いっぱいで歩いてくれた。去年のゴールデンウィークに似たような軽い山歩きをしたときは、すぐに「抱っこ」となって全然ダメだったのだが、さすが1年足らずでその成長は著しい。

 大人にとっては、なんてことのない石の階段も、彼にとっては胸の高さくらいまである岩場だったりするが、普段公園のアスレチックなどで慣らした感覚が役に立つのだろう、抱っこして持ち上げてやろうかという親の誘いをむしろ拒絶して、自力でよじ登っていた。

 右下の写真は、逆に下り坂。勢いよく無鉄砲に飛び出して、この数秒後に見事転倒して大泣きしている。

天覧山・多峯主山
【天覧山からの下り道】

 最後、2つ目の多峯主山山頂に着いたときには、さすがに力尽きていて寝てしまい、彼は右の写真の素晴らしい景色を見ていない。それでも、登山道の分岐に来るたびに『多峯主山→』といった案内標識を見て、道を確認していたことなどが楽しかったようで、帰り道の道すがら何度も「目印(標識のこと)あったな」と繰り返していた。

 首都圏郊外、飯能駅から歩いても行ける山々は、手軽かつ思った以上に景色も素晴らしく、大人だけであっても充分楽しめた。特に多峯主山からの眺望と、そこに至るまでの道のりが良い。

天覧山・多峯主山
【多峯主山に至る川沿い風景】

 天覧山から多峯主山の間の川沿いの道は、周辺の小学生が来るような里山学習の場所としても整備されているようで、視界が広く、とても雰囲気があった。天覧山の賑わいに比べると、歩いている人はぐっと少なくなるが、それでも寂しいというほどではなく、上述のように案内標識も多い。

 南に下って県道に出れば、バス通りのため、バスに乗って駅に戻ることができる。家を出るのが遅かったため、11時過ぎに飯能駅から歩き始め、天覧山で昼食、下ってきたのは16時頃となったが、子供連れでも充分半日で歩ける行程であった。

 海外に出かけることだけが旅育じゃないし、日帰りの、こんな気軽なハイキング登山も、充分いいものだなと感じた。翌日の疲労が残ったなんともいえない身体の鈍重さも、これまた。

天覧山・多峯主山
【多峯主山山頂からの眺め】

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