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第3章 再出発/2001年10~12月 あらすじ

 イタリア共和国
(Republic of Italy)
人口 5784万人 面積 30.1万km2
首都 ローマ 宗教 キリスト教(カトリック)
言語 イタリア語 通貨 リラ(当時)
旅行期間 2001年10月4日~2001年10月13日(10日間)
訪問経路 (パナマ)~ローマ→ナポリ→ブリンディシ~(ギリシア)

シルクロード西の起点 旅の再生はローマから

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西洋文明の発祥地ローマ。
バチカン広場やトレビの泉やコロッセオなどなど
名所旧跡の数は尽きないこの都市で、
ヨーロッパの物価の高さにおののき、
二日で観光を切り上げた僕は、
見つけた自転車屋で二代目を買った。
青のマウンテンバイク、値段は初代の半値以下。
サイドバッグは付けず、ザックを後ろに括り付けた。
ローマ時代から続くといわれる石畳の旧街道、
走りにくい凸凹の道は
容易ならざる今後の道のりを暗示しているのか。
しかし不思議なもので、
サドルに乗っかり、ハンドル握り、
ペダルを漕いで、風を受けると、
なぜだか気分が落ち着いた。

地中海、一路 ドイツ人チャリダーと

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走り始めて二日目、
後ろから追いかけてくる奴がいた。
彼はドイツ人チャリダーのアンディ、
アルプスから走り始めて
イタリア半島を縦断しシチリアを目指すと言う。
自転車を漕ぎながら意気投合し、
南部の大都市ナポリまでの道のりを、
僕らは共に走った。
十月なのに地中海地方はまだ暖かく、
浜辺では泳いでいる人の姿もあった。
ナポリから僕は内陸に入り、
アドリア海の港町ブリンディシへ。

 ギリシャ共和国
(Hellenic Republic)
人口 1094万人 面積 13万km2
首都 アテネ 宗教 キリスト教(ギリシア正教)
言語 ギリシア語 通貨 ドラクマ(当時)
旅行期間 2001年10月14日~2001年11月2日(20日間)
訪問経路 (イタリア)~パトラ→アテネ/クレタ島→メテオラ→テッサロニキ→(ブルガリア)

山岳ギリシア中部 奇岩にそびえるメテオラ修道院

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船でイタリアからギリシア上陸。
オリンピックを控えたアテネは工事中、
パルテノン神殿にもクレーンが建っていた。
古代文明の遺跡が残るクレタ島
エーゲ海の潮の匂いが漂う。
進路を北に転じると、
季節は夏から秋そして冬へ、
急速に寒くなっていった。
オスマントルコの支配下時代も
その伝統が守られ続けた修道院メテオラは、
紅葉の景色に映えていた。

 ブルガリア共和国
(Republic of Bulgaria)
人口 776万人 面積 11.09万km2
首都 ソフィア 宗教 キリスト教(ブルガリア正教)
言語 ブルガリア語 通貨 レヴァ
旅行期間 2001年11月2日~2001年11月9日(8日間)
訪問経路 (ギリシア)→ソフィア→プロブディフ→(トルコ)

11月ソフィア 迫り来る冬

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ビザンティン時代の古い教会が残る
ギリシア第二の都市テッサロニキ。
南のアテネとはまた違う味わいがある。
国境を越えるとブルガリア。
ギリシア文字からキリル文字の国へ。
ブエゴエフグラッドでは
地元の不良高校生に酒に誘われた。
寒さは一段と厳しく、
山奥のリラの僧院には雪が残り、
首都ソフィアの朝は手が凍えた。
路面電車に乗って、町を巡った。

ブルガリア東進 目指せイスタンブール

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イタリアやギリシアでは毎日野宿、
ブルガリアでは野宿は避けたほうが
いいかと毎日宿を探すが、
物価のわりに安い宿が見つからず苦労する。
ソフィアから東へ向かう。
ブルガリアを横断し、
行く先はイスタンブール。
泊まった宿ではテレビでCNNが見られ、
米英のアフガン攻撃関連ニュースを、
延々と放送していた。
イスラム圏突入を目前に控え、
旅行計画行く末定まらず。

 トルコ共和国
(Republic of Turkey)
人口 6784万人 面積 78万km2
首都 アンカラ 宗教 イスラム教(スンニー派)
言語 トルコ語 通貨 トルコリラ
旅行期間 2001年11月9日~2001年12月3日(26日間)
訪問経路 (ブルガリア)→イスタンブール~カッパドキア~アンタクヤ→(シリア)

トルコ入国 アラスカからの通算一万キロ走破

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ともあれトルコ入国だ!
国境線をひとたび越えると、
無口と称されるスラブの人々とはうって変わって、
うるさいくらいに陽気で明るいトルコ人たち。
トルコは学生時代以来二度目の訪問だが、
紙幣の桁数=ゼロの数が
さらに一つ増えていて驚いた。
ビール一缶で85万トルコリラ也。
小刻みな丘をいくつも越えて、
半年足らずの通算走行距離が一万に近付き、
やがて大都市イスタンブールの懐に入る。

出発から10067キロ(40000キロまで、あと29933キロ)

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